■金曜ドラマ 魔王#02 裏切りの罠…引き裂かれた親子!!
観始めたら意外にも面白くて続きが気になってしまった「魔王」。主題歌もBGMも結構好み。
今日は、裏番組の金曜ロードショーが「ゲド戦記」という事で、視聴率的には圧倒的不利な時間帯だったわけでありますが、世間の反応はいかがなものか知らん。
成瀬(大野智)の次なる標的は芹沢直人(生田斗真)の父・栄作(石坂浩二)。これから引き起こす惨劇を案じさせるタロットカードを各所に送りつけ不安をあおり、そして入念に仕込んだ裏工作で遠隔殺人という筋書きは第一話と同じ形式でしたが、今回は栄作を狙うと見せかけておいて、実は直人の友人であるデブが殺されるという意外な結末に。
途中で「家族みんなで居酒屋を経営するんだよ〜」とデブが夢を語るシーンもあったのだけれど、それすらもはかなく消える展開は痛快の一言。借金の取り立て屋などというチンピラまがいな事をやっているけど“悪い奴じゃないんだよ〜”という見せ方をさんざんやってくれた末に、「でもやっぱりクズはクズなんだよね」と冷徹な鉄槌が下される死亡劇なので、観ているこっちとしてはもう面白くて面白くて…(笑。
今回明らかになった成瀬の過去――母親とも早くに死に別れてしまったという悲劇の片鱗が語られていました。百合の花を軸に、サイコメトラー女(小林涼子)との関係も深まる一方…なんだけど、画面だけ見ているとあのサイコメトラーが一方的に成瀬に近づこうとしているようにしか見えないのが、観ていて苛々しますね。「若くして両親を亡くした」という共通点をもって前面に出してもよかったのではないだろうか。そうすれば、今回語られたように「同じ匂いを感じたのかも…」などという陳腐なセリフも生きてきたと思うのです。まぁ、多分――あの二人の間にはもっと深い何かが用意されているのだろうとは思いますが――今のままだと描き方が不十分。もっと巧いやり方があったんじゃないかと思うなぁ〜。
それにしてもだ。前回も書いたけれど、どうにも「コードギアス」によく似た雰囲気だと思う。もちろん、成瀬=ルルーシュ、芹沢直人=スザクの構図ね。直人が成瀬の仕込みにはまって延々と弄ばれ続けるシーンは本当に痛快だし、この物語の結末にも期待できそう。直人自身は「過去に犯してしまった罪」というのはすでに自覚しているので、あとは彼がどの時点で“その罪を償おうと行動するのか”――でしょうね。
まかり間違ってもハッピーエンドなどはあり得ないタイプの物語なのですが、それでも成瀬には最後まで復讐を完遂してほしいと願ってしまう。でも、毎回同じパターンで事件が展開するとは思えないし、今回死ぬかと思われた栄作への鉄槌が先送りされたことからも、本当の波乱はこれからなのだと予感させられます。本当にどうなるのかなぁ。原作・韓国版の結末は、成瀬を含む全ての関係者の人生に相応のピリオドが打たれるもののようですが…。
余談ですが、「ゲド戦記」は一応録画しました。世間での評判は散々なものなようなのですが、だとすると俄然楽しみになってしまう天の邪鬼なワタクシ。面白かったら後日にでも感想を書きたいと思います。だから――つまらなかったらスルーという事でね(笑。
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