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クレイジー・サバイバル

■アナコンダ2 ボルネオの迷宮
 日曜洋画劇場枠にて視聴。別に「観たい」と思ってTVの前で待機していたわけではなく、入浴後にPSUでもやろうかとTVをつけたらたまたま「このあとすぐ!」なんて番組宣伝が流れていたのでそのまま惰性でズルズルと。一作目は未見なのですが、なーんにもつながりはないので問題なく入っていけました。それにしても、久しぶりにパニックムービー(B級ホラー?)を観た気がするなぁ。

 物語は、どこぞの研究チームが「七年に一度しか咲かないというラン」を求めてボルネオのジャングルに踏み込むが、私利私欲にまみれた彼らの足並みはそろわず、あまつさえ事故に遭遇して全員遭難。人を襲う大蛇・アナコンダの猛攻をかいくぐりながら、ジャングルからの脱出を試みるのだった――という至極頭の悪いもの。突っ込みどころも多々あるが、そこはあえてスルーするのがせめてもの情けというものか。というか一々突っ込んでたらたぶんキリがなかったと思う。

 この手の映画のお約束として、必ずメンバーのうちの数名が犠牲になるわけですが、この映画の場合、「ああ、こいつはきっと死ぬな」とかわかっちゃう安易さが特に顕著だった気が(笑。
 劇中では、1.調子こいてる優男 2.飲んだくれの金の亡者 3.役立たずの黒人 4.案内人 5.いつの間にか悪役になり下がったリーダー格 の順で死んでいき、カタルシスもそこそこ。3番目と4番目の犠牲者は、なんか数合わせのためだけにいたようなキャラなので、ハナっから死臭がプンプンしていました。この手の映画ってのは基本的に誰が主人公何だか分からない(言い換えれば全員主人公)ように作られ、「さあ次死ぬのはどいつだ?」的なドキドキワクワク感を味わうのも一つの楽しみ方ですが、それが最初からわかってしまうようなキャラ作りはどうもなぁ。「えっ、ここでこいつが死ぬのかい」みたいな場面は一つもありませんでした。だから、そういう意味ではすごく安心して見られるモンスタームービーだと思います。
 余談ですが、声優・高木渉が吹き替えを担当したキャラが終始騒ぎっぱなしでやかましかったのはどうにかならなかったものだろうか(苦笑。

 肝心のアナコンダのシーンはCG丸出しで期待はずれもいいところ。メンバーが沼地を渡っている途中で、その水中を大蛇が泳いでいるという恐怖のシーンは、俯瞰視点の効果もあいまってとても良かったのですが…それが限界だったのが痛いな。あと、この映画の見どころである大蛇襲撃のシーンの大半が、番組宣伝CMでネタバレされてしまっていたのもマズかった。これに関してはTV局の責任ですな。

 個人的には、アナコンダそのものの脅威よりも、途中で大活躍してくれた毒蜘蛛や吸血蛭などの“熱帯につきものの動物”の描写の方が何より嫌でしたね。各キャラクターも泥水の中を泳いだり、泥まみれになってもがいたりと色々やっていましたが、本当の熱帯雨林はあんなもんじゃないんだろうなーと。川の水には危険な寄生虫や細菌がいるだろうし、ちょっとふれた草にも危険な昆虫がくっついているかもしれない。
 そんな事を考え始めるとね、「あんな自然なら破壊してもいいんじゃないの」っていう考えが頭をもたげてきたりするんですな。米国のアニメ「サウスパーク」においても同様のテーマを扱ったエピソードがありましたが、アメリカ人って基本的にああいう「じめじめ」して「虫やらなんやらがいる」場所が嫌いなのかもしれませんな。かく言う私も虫は大嫌いですし、「自然環境を守ろう」なんてスローガンがあったとしても、所詮は「人間にとって都合の良い自然」しか受け入れられないんだろうな〜と思ったり。

 我々日本人にしても、観光地などへ行くと「やはり大自然の中でのキャンプはいいなー」なんて言ったりする人がいますが、それは“キャンプ場”という名の「人の手が入った場所」だから快適に過ごせるわけで、本当の自然の中にあったら、きっと同じセリフは吐けないと思う。そういう部分も含め、この映画は微妙〜に“文明国アメリカ”の自然に対するものの見方がわかる作品といってもいいかもしれない。

 さて、次週の日曜洋画劇場は、街中に火山が噴火してしまう災害映画「ボルケーノ」。
 そしてさらに次週は、あのSF冒険映画「リーグオブレジェンド 時空を超えた戦い」が登場との事。世間じゃそこそこに色モノ扱いされている感の強い映画ですが、ネタとしてはたぶん最高に面白いんじゃないかと思う。これは本当に楽しみですな。

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