■コードギアス 反逆のルルーシュR2#06 太平洋奇襲作戦
サブタイトルが格好良い今回は、ナイトメアフレームによる空中戦を堪能できる濃密なアクション回。
前回のラストでルルーシュを襲ったスザクの罠――衝撃の新事実、エリア11に新たに赴任する総督はルルーシュの妹であるナナリーその人であった。これを真に受けて反応すれば記憶を取り戻した事がスザクや皇帝にバレてしまい水の泡、という大ピンチ――を、ロロのギアス能力でささっと回避し、一転して総督捕獲作戦という名目のナナリー救出にうって出るルルーシュ。相変わらず黒いけど、ブリタニアやスザクがそれ以上にあくどいので、もはや完全にヒーローと化しています。ナナリーを乗せた航空戦艦を舞台とし、様々な思惑と新兵器が激突する怒涛の30分でありました。
復活した“黒の騎士団”による航空戦艦への奇襲。迎え撃つブリタニア軍。戦闘の中、満を持して発進する新メカ、ランスロット・コンクエスター! …って、これがまた鬱陶しい事この上ないご登場だったりするのだ。スザクファンには悪いけど、あの仰々しい発進シーンにTVの前の視聴者の大半はうんざりしてたと思うぞ。
当のスザクにしても、今やブリタニア内部で暗躍する側の一人になってしまい、一期の頃のような純真さはどこへやら。「俺は内部からこの世界を変える」なんて言っているけれど、やっていることは自分中心に物事を進めているルルーシュとなんら変わりなかったりするのだ。むしろ、変に奇麗事で飾っている分スザクの方がタチが悪い。ロイド伯爵じゃないが「その矛盾はさ、いつか君を殺すよ〜?」と言いたくなりますね。いったい、どれほどの視聴者が「スザク死ね」と思っている事やら(笑。
一方のルルーシュ=ゼロは、今回はやけに正々堂々とした作戦を取っていたりするのが面白い。単身航空戦艦に乗り込み、ギアスの力だけでもってブリタニア兵士を退けて突き進む。超能力は反則じゃないの、と思うかもしれないが、相手をしているのは武装した屈強な兵士達。一歩間違えばギアスをかける前に殺される危険もあるのだが、それでも我らがゼロは突き進む。なかなか勇ましい行軍なのでありました。前回もそうだったけど、この辺のスザクとの対比が今後のルルーシュの方向性を暗に示しているように思えなくもない。色々と腹黒いが、それは他のキャラクターとして同じ事。王としてのルルーシュが現われる日も、そう遠くないのかもしれませんね?
そして戦いの合間に少しだけ進む背後の事実。ブリタニア皇帝シャルルとV.Vは同志であり、二人は兄弟なのだという…? あの「兄さん」という皇帝のセリフの意味するところはまだ分かりませんが、ただならぬ関係であり、そしてかなりの過去からギアスに関係しているのは間違い無さそう。神殿“アーカーシャの剣”の上空には、あの木星の姿が確認でき、謎はますます深まるのでありました。
そして後半戦。ギルフォードがヴィンセント指揮官型で登場したり、四聖剣の一人である仙波の爺さんが死んでしまったりと大波乱。ジノのトリスタンは一撃で朝比奈の月下を撃破したり、ガンダムヴァーチェ…じゃなくってモルドレッドもその圧倒的な火力でもって大活躍。でも、あの巨体がそのまんま飛んでいるのには、やはり違和感がありますね。ブリタニア側の戦力描写は、悪くはないんだけど…今ひとつなにをアピールしたいのかが見えてこない。反則的に強いってのは分かるんだけど(苦笑。
そしてついに頼みの綱の紅蓮弐式も、その身を太平洋に散らしてしまう。これまでか――とみんなが諦めかけたその時、ラクシャータの潜水艦がどこからともなく登場。搭載してあった新装備を射出し、紅蓮と空中換装――紅蓮可翔式へと大変身! 飛行能力を得、一撃必殺の輻射波動も復活して、この土壇場で大復活の大逆転。出てきたばかりのヴィンセント指揮官機は、輻射波動の前に一撃で葬られ、ランスロットもぶん殴られます。もうリアルさ1ミリもなし! でも痛快の一言に尽きる展開であり、R2が始まって始めて“黒の騎士団”側の見せる圧倒的なカタルシスを堪能する事が出来ました。
冒頭の“ロロのギアスで窮地回避”など、色々とご都合主義的な部分が目に付かないわけではないのですが、それでもやっぱり面白い。谷口悟朗監督はその辺のツボをよくご存知なのでしょう。今回のラストで、結局ルルーシュはナナリーを取り戻す事が出来なかったわけなのですが、そういう部分のリアルさ、そして空中に投げ出されたゼロを、タイミングよくキャッチする紅蓮が出てくる都合のよさ…このあたりの匙加減はさすがだなと。
また、中華連邦の皇帝・天子がさりげなく登場していたり、神楽耶の服装がカジュアルなものになっていたりと、ルルーシュの関与しない別の部分も動き出している描写がなされていたのもポイント高し。ジノが戦闘中につぶやいた「あのオレンジと互角にやりあっただけある」というセリフからは、ジェレミアの再登場――それも、かなりの使い手となって――を予感させ、今後への伏線もバッチリ。ギアスの謎やブリタニア皇帝の野望などの大きな部分も気になりますが、当分の間は様々なキャラクターの織り成す混戦模様を愉しむとしようではありませんか。
次回は「棄てられた仮面」。ナナリーに拒絶された事で戦う意義を見失ってしまったルルーシュがどう立ち直るのか、その過程が描かれるようです。早くも7話になるのですなぁ…今シーズンでは、前期8回目にあったような総集編でお茶を濁さないで欲しいものですが(笑。
- http://ahamkara.blog21.fc2.com/tb.php/1507-1806a141
1件のトラックバック
太平洋奇襲作戦 に関するブログのリンクを集めています!最新の検索結果をまとめて、口コミ情報をマッシュアップし…
コメントの投稿