■コードギアス 反逆のルルーシュR2#05 ナイトオブラウンズ 枢木スザク再び、って感じで幕を開けたアッシュフォード学園編。内容は、前シリーズの第六話を踏襲した形のドタバタコメディー色の強いものでした…って、さすがに今回は酷くはないかい。ミレイ会長曰く、「生徒や教師は生徒会のメンバーを除いて全員ブリタニア本土へ帰国」って・・・。いくら記憶を操作されているといってもこんな無茶苦茶なことがまかり通っていていいものか。あの学園は完全にルルーシュを監視するためだけの檻に作りかえられていたってオチなのでしょうが、いささか無理があるなぁ。一言のセリフでさらっと流してしまった展開にも疑問は拭えません。
さらっと流したといえば、前回、ついにブリタニアから解放された“黒の騎士団”メンバーの、ゼロに対する猜疑心もあっさり処理されていましたな。普通信じられなくなるって。でも、そこで扇要と奇跡の藤堂が擁護にまわるというのが憎い展開。ゼロ=ルルーシュこそは、やはり
「王の器」を持つものなのだという暗喩にも思え、なかなか感慨深いシーンだといえましょう。

一方、ブリタニア本国からはサブタイトルにもなっているナイトオブラウンズの二人が到着。エリア11への赴任早々、総督府でひと暴れするジノ傍若無人ぶりにあきれ返りましたな。変形するKMFトリスタンはダサかっこ良いいが、ああいう形でお披露目が成されるというのはどうにも…扱いが悪いような(笑。アーニャのガンダムヴァー…いえ、モルドレッド(上画像)は出てきただけで何もしませんでしたが、まぁOP映像にあるとおりガンダムヴァー…いえ、そういう事なのでしょう。
それにしてもだ――エピソード自体はアッシュフォード学園を舞台にしたドタバタ劇がメイン(お色気ネタも満載のサービス回)だったので、サブタイトルが意味するものがなんだったのか今ひとつ計りかねる。単なる到着って事ですか。ジノもアーニャも、Bパートではごく普通に学園で遊んでいたしなぁ…。いやいや、それよりも、ナイトオブラウンズって明らかに後付設定っぽいのですが、その辺の処理はどうするんでしょうな。ジノもアーニャも単なる戦闘要員にしかならないのだろうか…ううむ、なんだか「コードギアス」にも危うさというか
駄作臭が漂い始めたぞ。名匠・谷口監督が下手をやらかさない事をいのりたいものですが…。

ベストオブ今回の面白いシーン。トマト満載のコンテナに突き落とされたC.Cが、潰れたトマトまみれになっている意味不明な場面です。こいつが公衆の面前に出てしまったら何もかもぶち壊し…というわけでルルーシュが奔走するわけですが、正直、無駄もいいところなエピソードなのだ。このドタバタの合間に挿入された“V.Vの存在”や事件の核心に迫る展開の方が、第一期から観続けている視聴者にとっては重要なわけで、今さらこんなネタをやらんでも・・・というのが正直な感想。今後への伏線としては、ヴィレッタとカレンが鉢合わせしていたり、アーニャが携帯電話であちこち撮っていた写真、そしてニーナの残していった箱…ぐらいかな? もっとスタイリッシュな内容に出来た筈なのだ。スポンサーサイドから注文でもあったのだろうか。
そしてヴィレッタと扇要の関係を知るルルーシュ。さっそくそれを餌にヴィレッタを追い詰めて手駒にしてしまう展開には笑うほかなかった。でも、もっと時間をかけて描くべきだったのではなかろうか。ロロの寝返りもなんだか消化不良気味ですし…再び学園にやってきたスザクとのやりとりもなんだかわざとらしく(実際そうなのだけど)、とにかく無理がありまくりな展開だらけだったのが観ていてつらかった。
ただ、これでルルーシュもロロもスザクもヴィレッタも、皆それぞれの真相を知りながらも、各々の保身と目的のために「仲良しごっこ」を続けねばならなくなったわけで、今後の展開を楽しめるかどうかはその辺にかかっていそうです。上っ面だけの平和(水面下では互いに腹の探り合い)という、反吐が出そうな展開となるわけですが、それがどう転んでいくのか…。

そして衝撃の事実がルルーシュを襲う。どうなる次回!
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