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疑問形の宇宙は汚れたキャンバス

 一日降雨でした。さすがにもう冷え込むような事はなく、じっとしているだけでもジトッと汗ばむぐらいの陽気ですね。嫌な季節がやってきました…ってもう六月なんだねぇ。今年も半分近くが終わっちゃったわけだ。俺は何にも進んじゃいないし、むしろ後退してばかりだな。

 先日のこと、久々に学生時代の友人(今は帰郷して遠方の地に在住)から電話があり、似たような境遇にあることを話されました。我らの世代って、世間じゃ“ロストジェネレーション”だとかって言われているものなぁ(おっと具体的な歳がバレるぞ!)。
 でも、私はその手のマスコミ用語が嫌いなので、日常使うことは皆無です。“ニート”とか“格差社会”とかもね。なんて言いますか、この手の言葉って、差別的に使われる以前に「自分は○○だから、今の状況でもしょうがないんだ」っていう諦観に満足させるために生み出された言葉に思えてならんのです。言うなれば、ニートやってることが一種のステータスであるかのような・・・そんな錯覚を招きかねない言葉の用法であるな、と。

 何か事件がおきるたびに出てくる「心の闇」「心の傷」「心のケア」とかも虫酸が走るのよね。先に、大阪某市のエキスポランドで事故が起こったときも、当日遊園地に居合わせた“だけ”な人間が、後日「うつの症状を訴えている」なんて報道があったときは味噌汁吹きましたさ。
 そりゃー、あの悲惨な事故現場に居合わせたとかだったら十分分かるけど、そうじゃないのに“うつ病になりました”って…おかしいでしょ。

 何が言いたいのかといいますと、現代はとかく「言葉の安売り」「言葉の価値低下」が著しいな、と。よくある例だと、外出しないだけで“ひきこもり”のレッテルを貼ったりね。あれだって、元々は「自分の部屋からも出歩くことが出来ないほどの重いうつ症状」の事を指す言葉だったはずなのに、なんでこうなったのか。そんなにまでして自分自身にレッテル付けをしたいのか――?
 昔から「あの人は○○だから」という理由で蔑視するような真似は、恥ずべき行い(本来の意味でのレッテル付け)だとされてきたはずなのになぁ。なんか今の日本が良く分からん。物は満ち溢れているけれど、住みにくい国になったとつくづく思います。

 私は――色々なところと接触して、あれこれ研磨してみたら、まがりなりにもビジョンを持てるようになった今日この頃。自分の興味対象や夢を考えると、一つところに根を下ろして…てのは難しいのかもしれない。どう歩むべきか…これは、たぶん一生涯悩み続けるんだろうと思う。つくづく自分が“お芸術家”なのだと実感する一面でもあります(笑。
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