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IとSheを見つめて

■セクシーボイスアンドロボ#08 プッチーニ前編
 今回は二話完結形式の前編…ということだが、良い最終回だった(笑。
 四話以降右肩下がりに質ががた落ちになり、挙句の果てには第七話が欠番扱いにされるなど、もう末期かなと思っていた本作品ですが、なんとか巻き返してくれたみたい(と、思う)。おたくネタは今回もほぼ皆無でしたが、同様におかしな小ネタも一掃されていたので…ごくごく普通に見られる内容だったのではないかと。夕日に染まるロボの部屋のシーンなど、そこかしこが邦画テイストでしたね。

 アニメ世界をあっさり捨てて現実の色恋沙汰に流れるロボ。曽祖父の青春と死に直面するニコ。よく分からんがなにやら大変らしい地蔵堂社長の過去・・・などなど、今回はとてもセンチメンタルなお話だったかと。起伏に乏しい展開ではありましたが、描写にさほどの嫌味がなかったので、結構感情移入して観られたな。
 個人的には、ニコの曽祖父のくだりは、今までそういった伏線がなかったので“いきなり”過ぎたきらいは否めない気もしますが…。

 しかしアレだなぁ、“病気で死んでゆく人の最期の願いをかなえる看護士”っていう設定は、どうにも無理やりな気が…。末期の人間と多く接すると言う意味で病院を舞台にしたのだろうが、その辺の描き方がどうにも不十分だ。
 かと言って、“あなたの恨みはらします”じゃ「スカイハイ」「恨み屋本舗」になってしまうし…。プッチーニをやっている背景には“別子”なる人物の死が関わっているらしいが、その辺が次回で上手く描かれるのか、で評価は大きく分かれそう。なまじ説教臭さが足枷になっているものだから、「また製作者の代弁キャラかよ」と思われてしまいかねない危険なネタなんだよねぇ。脚本家は自虐のつもりなのだろうか。

 あと、今回は観ていて蕎麦が食いたくて仕方なくなりました(笑。

■ぼくらの#08 復讐
 視聴は継続してます。回が進むにしたがって予想(期待)通りどんどん陰惨きわまりないものになり、今回操縦者に選ばれて死んでいったガキは「担任教師との不貞」「その教師は盗撮犯」などとなかなかヘビー。
 しかも、ガキが一方的に被害者になっているというわけでもないので、「ザマミロ」的な快感(作者はこういうのを狙ってそう)と「現代社会にありがちな汚濁」を描いているようにも思えました。

 「なるたる」の時もさんざん感じた事ですが、この鬼頭という原作者は、本当に現代社会や子供達が嫌いなのだなーと。なんというか、今の社会に対する恨みを原動力にこういう作品を生み出しているとしか思えない内容ですな。社会に対する欲求不満を爆発させるという点では、かの「デスノート」も性質は同じかな…。私はこういうのはフィクションとしてなら大歓迎だけど(笑。

■キスダム#09 影雄-セイギ-
 文句言いながらも毎週観てます。 今回はサブタイが凝ってるね。“影の英雄”転じて“影雄(エイユウ)”。かつて家族をテロで失ったことに対して自責の念にさいなまれるロキがメインのお話でした。まぁ、内容はたいしたことないからあくび混じりで観てました。正直、つまらなかったしね。

 番組も9話まできて、ようやく方向性というか何をやりたいのかが見え始めたような気がします。結局のところは、異種生命体群ハーディアンに支配された近未来の地球を舞台に、「死者の書」なる超パワーの力で臨まぬ力を植えつけられてしまったメインキャラたちが互いにしのぎを削りあう…という事なのね。骨組みが見えてしまうと急激につまらなくなってしまった気が(笑。

 それにしても、あの“ヴァルダ”とかいうC.Cみたいなキャラが事あるごとに口にする「失格」はいい加減くどいぞ、と。流行らせようという意図でもあったのかは知らないが、ああも毎回毎回口に出されるとね…。名台詞ってのは、皆が忘れた頃にさりげな〜く繰り出されるから、視聴者は不意を衝かれてストライクになるんじゃないのかと。まぁ、本作品にそこまで求めるのはいささか酷なのだろうけど…。

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